2019年の世界フィギュアスケート選手権大会が日本のさいたまアリーナで3月20日から開幕し、3月23日(土)に男子フリープログラムの試合が行われました。
羽生結弦選手にとっては昨年の大怪我から4か月ぶりの復帰戦となった今大会。
男子フリープログラムの結果、大会総合結果をお伝えしていきます。
世界フィギュアスケート選手権大会・男子シングルフリー・羽生結弦
ショートでは緊張した面持ちに見えた羽生選手でしたがフリーでは顔つきが一転。燃えたぎるような闘志をまとって、フリープログラム「Origin」の曲にのせてスタート。
演技全体のポイントとなる冒頭のジャンプ=「4回転ループ」は力強い綺麗な回転で着地も成功!会場に歓声が一気に沸きました。
冒頭4回転ループの出来栄え点は+3.45!凄い!羽生選手の4回転ジャンプは異次元に美しくてやっぱり凄いです!
2本目「4回転サルコウ」は回転不足によりやや着氷を乱しましたがこらえました!
スピン・ステップは情熱的。後半のジャンプ「トリプルループ」はほとんど助走がないにも関わらず難なく成功。
更に次の「4回転トゥループ」は流れるような動きで完璧に綺麗に決まり、基礎点9.50に加えて出来栄え点は「3.80」という驚異的に高い加点を獲得。
ショートに比べて身体のキレが良くスピードもあるように見えます。
続いての「4回転トゥループ+トリプルアクセル+シークエンス」も成功!この瞬間会場全体が大フィーバー!!
かなり体力を消耗している後半でも「3フリップ+3トゥループ」をしっかり成功。
最後のジャンプ「トリプルアクセル+シングルオイラー+トリプルサルコウ」も見事成功し最高のイナバウアー!
力をふりしぼったスピン、そしてフィニッシュ!羽生選手は思わずガッツポーズ。
エネルギーに満ちた羽生選手の素晴らしい演技に観客からの拍手がやみません。スタンディングオベーションが長く続きます。
世界フィギュアスケート選手権大会2019・男女シングル総合結果
世界フィギュアスケート選手権大会2019・男子シングル結果
2019年世界選手権での羽生選手のフリーの点数は206.10でトータル300.97点。何と300点超えです!
しかし今大会の結果は羽生選手はネイサン選手とのショートでの点差を埋めることができず総合2位。優勝は逃してしまいました。
総合1位は貫禄があり抜群の安定感で滑り切ったアメリカのネイサン・チェン選手。フリーは216.02でトータル323.42点。世界最高得点を更新です。
総合3位はアメリカのヴィセント・ジョウ選手。
宇野昌磨選手はフリー178.92点、合計270.32点で総合4位。
田中刑事選手はフリー238.40点で合計238.40点で総合14位でした。
世界フィギュアスケート選手権大会女子シングル
女子フィギュアシングルの結果はロシアのザギトワ選手が合計237.50点で総合1位。
総合2位はカザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手、総合3位はロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手。
日本の紀平梨花選手は合計223.49点で総合4位。
坂本花織選手は合計222.83点で総合5位。
宮原知子選手は合計215.95点で総合6位となりました。
最後に
羽生選手にとって生まれ育った特別な想いを抱く日本という地で絶対的に優勝したかったと思います。悔しい気持ちが沢山、沢山あると思います。
惜しくも2位という結果になってしまいましたが、羽生選手素晴らしい演技とジャンプ、そして感動をありがとうございます☆☆☆
羽生選手をはじめ日本選手の皆さん、試合お疲れさまでした!
yakudatsuinfo.com