フィギュアスケート・グランプリ(GP)シリーズ2018/第3戦。
男子シングルのフィンランド大会最終日が2018年11月4日(日本時間)にヘルシンキで行われました。
冬季オリンピック2連覇!絶対王者・羽生結弦さん(23歳)。
日本の誇りである羽生結弦選手がまたしても大偉業を成し遂げてくれました☆☆☆
GPフィンランド大会2018/羽生結弦選手・世界最高得点を記録し優勝
羽生結弦選手(ANA)はGPフィンランド大会にて、ショートプログラム(SP)で106.69点、フリープログラム(FP)で190.43点をマークし、合計で何と!「297.12点」となり、ショート・フリー共に今季世界最高得点を記録し優勝を飾りました☆!(^^)!☆
今大会では2位のミハル・ブレジナ選手(チェコ)に39.14点の差をつけての圧勝でGP初戦優勝となりました。
田中刑事選手は総合8位
坂本香織選手は総合3位
白岩優奈選手は総合4位
本郷理華選手は総合10位
グランプリシリーズフィンランド大会2018/男子シングルフリー
グランプリシリーズフィンランド大会フリー。羽生選手は髪型をガラッと変え一段と凛々しい姿に。
黒と金を基調とした皇帝のような品格漂う衣装で「Origin(オリジン)」の曲に乗って華麗にスタート。
フリープログラム冒頭の「4回転ループ」は着氷をやや乱しながらも持ちこたえ、次は完璧な「4回転サルコウ」を披露。
「トリプルループ」「4回転トーループ」と続けて決め着氷。守りに入る演技ではなく果敢に攻める勇ましい羽生選手の姿に場内は感動は嵐!
後半、国際公認大会で世界史上初の「4回転トウループ+3アクセル」の連続ジャンプを披露!!
やや着氷を乱したものの着氷!残りのコンビネーションジャンプ「3回転フリップ+3回転トウループ」、「トリプルアクセル+シングルオイラー+トリプルサルコウ」という難しいコンビネーションを鮮やかに決め、ダントツの1位となりました。
4回転トウループからのトリプルアクセルは、短いタイミングで3回転半を跳ばなくてはいけない。プロのフィギュアスケーター達が「非常に高度なテクニックが必要」「難しい」と口を揃えるほど難易度の高い技です。
羽生選手はやっぱり次元が違います。難しいコンビネーションをやり遂げて、ルール改正後の世界最高得点となり絶対王者として圧巻の演技を魅せてくれました。
フリープログラム曲「Origin」は羽生結弦選手のフィギュアスケート人生の起源
「Origin」は男子フィギュア元金メダリスト・ロシアの皇帝エフゲニー・プルシェンコ氏がかつて演じた「ニジンスキーに捧げる」をアレンジしたもの。
当時11歳の頃、プルシェンコさんの髪型を真似して「和製プルシェンコ」みたいに目指せ!オリンピック金メダル!と夢を語っていた羽生結弦さん。
この曲(Origin)自体が羽生選手にとってスケートに没頭した自身のスケート人生の始まりであり、起源、根源的なものを感じながら羽生選手自身がスケートを楽しむことを感じながら滑りたいという想いが込められているそうです。
試合後のコメント
フィンランド大会最終日・試合後のインタビュー。「世界初の大技」に興奮ぎみの松岡インタビュアー!以下は羽生選手によるコメントです。
「いや、でも加点が付かないと意味がないんで、次は加点付けられるように頑張ります。やっぱり最後はピシッと決めないといけないと思っているので。決めてからが自分のスタートというか、自分の中で成功したと言えるようになれると思います」
いつもながらとどまることを知らない挑戦者、あくなき向上心です。
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美しい名前・羽生結弦
羽生結弦
1994年(平成6年)12月7日生まれ
宮城県仙台市出身
羽生結弦さんの美しい名前は「弓の弦を結ぶように凛とした生き方をして欲しい」とお父様が命名されました。
今回、「なんか歴史を作ろうとしている感が強くあって・・・。若いスケーターの記憶に残るような、目指したいなと思うような演技ができるようにしていかないといけないな」と語っていた羽生選手。
名前のごとく、どんな困難にもめげずにやり遂げていく凛とした姿にいつも感動を与えてもらっています。
羽生結弦さん、GPフィンランド大会優勝おめでとうございます☆☆☆